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天体の音楽 -Spharenklange- Aldebaran

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天体の音楽 -Spharenklange- Aldebaran

By: 雨宮 だりあ, 雪印
Narrated by: 河村眞人
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女子会の間、アナタは手にしたワインを乾杯以降、飲まずに北斗のことばかり考えていた。 就職して二年が経った。 仕事には慣れてきたもののある種の疲弊と閉塞感を抱くようになっていた。 「このまま流されてていいのだろうか」 そんな時、故郷の旧友からの連絡。有名シェフがフレンチレストランを開店したという報せ。 会話は昔話をともなって盛り上がり、休暇をとってそこで女子会を開こうという話がまとまった。 普段であれば冠婚葬祭でもないのに休暇をとるのは気兼ねする質だが、今回はそうすることに決めたのだ。 駅に降り、待ち合わせまでの時間を利用して予め土産を物色しようと訪れた店。 そこでアナタは、遠距離恋愛の末に自然消滅してしまった、元カレの北斗と偶然再会する。 恋人時代と変わらぬ会話にアナタの中にひとつの疑問が生じる。 「なぜ、この人と別れてしまったのか」 今は天文台付きの山小屋に住んでいるという北斗。 そのことへの好奇心を装い、女子会後の訪問を頼むアナタ。 見たこともないような立派な望遠鏡や囲炉裏のある温かな空間。 星や神話の解説をする北斗の声。そして消えないまま漂う疑問。 こらえきれずに回答を求めると一旦動揺した後、北斗は何かを自覚したといった感じになる。 やがて、二人から二年間の空白が溶け出し、アナタはいつの間にか北斗に押し倒されていた。©iris quartz/noix Literature & Fiction
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