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#023 AIが変えるVI開発 〜ロゴ・カラー提案の新しいカタチ〜

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第23話:AIが変えるVI開発〜ロゴ・カラー提案の新しいカタチ〜


「ロゴはAIで作れる時代」と言われるようになって久しいですが、本当にそうなのか? Canva、DALL-E、Midjourney、Adobe Firefly、Tailor Brands——数十種類のロゴ生成ツールが「数秒でロゴが出てくる」世界を実現しています。でも、デザインの現場で実際に使ってみるとわかります。「出てくるもの」と「使えるもの」は全然違う。「うちっぽい」ではなく「それっぽい」になってしまうこの落とし穴の正体を、本編の入り口で解きほぐします。


実践編の第4弾となる今回は、第9話で話したVI(ビジュアルアイデンティティ)を実務目線で再訪し、ロゴとカラーの開発プロセスでAIがどう機能するかを具体的に語ります。ポイントは「探索フェーズ」での活用。50パターン、100パターンを数分で出させて、方向性の種を見つける道具として使う。ただし、プロンプトに「ロゴ作って」とだけ書いてもいい結果は出ません。ミッション、ターゲット、ブランドパーソナリティ——前回触れたブランドオントロジーの話につながりますが、関係性を含めて言語化した上で渡すことで、AIの提案は文脈に寄り始めます。カラーについても、競合が使っていない「空いている色域」を調べさせる逆張り戦略、配色理論に基づくサブカラー・アクセントカラーの大量提案など、感覚ではなくエビデンスベースで色を選ぶ方法を紹介します。


そして、デザイナーの価値はこの先むしろ高まるという話も。AIが大量の選択肢を出せる時代だからこそ、「なぜ丸なのか」「なぜこの角度なのか」「この色にどんな想いを込めたのか」——その意味づけをブランドの理念やストーリーと結びつけて説明できる人の価値が上がる。効率の問題はAI、本質の問題は人間。VI開発でも同じ構造です。最後に、branding.bzの3つ目のミニアプリ「カラー定義ツール」もご紹介。業種とブランドパーソナリティから、メイン・サブ・アクセントカラーの叩き台を出してくれる無料ツールです。


【今回のトピック】

・AIロゴツールで「うちっぽい」ではなく「それっぽい」になる構造的な理由

・ブランド基盤(ミッション・ターゲット・パーソナリティ)をプロンプトに入れる方法

・競合と差別化する「空いている色域」の探し方と逆張り戦略

・AI時代に高まるデザイナーの新しい価値——「なぜこのデザインなのか」の意味づけ


この番組は、企業ブランディングを手掛けるID株式会社が、ブランドの育て方について話すポッドキャストです。 ゼロから作るブランディングのノウハウや、クライアントと二人三脚で育てているブランドの裏側についてお話ししていきます。


#育てるブランディング


▶︎▶︎MC

・北川 巧(ID inc. クリエイティブディレクター代表取締役)

・関口 春香(フリーランス、グラフィックデザイナー&イラストレーター)


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