なぜ疲れやすく痩せにくい?エネルギー不足を招く「胃腸とタンパク質」の落とし穴/2026年6月1日MROラジオ放送分 cover art

なぜ疲れやすく痩せにくい?エネルギー不足を招く「胃腸とタンパク質」の落とし穴/2026年6月1日MROラジオ放送分

なぜ疲れやすく痩せにくい?エネルギー不足を招く「胃腸とタンパク質」の落とし穴/2026年6月1日MROラジオ放送分

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漢方では症状よりも「人」をみて体質を重視します。


例えば、「あまり食べていないのに太る(または太れない)」「運動が苦手で筋肉がつきにくい」「胃腸が弱く疲れやすい」といった特徴に当てはまる方は、エネルギーが不足した「気虚(ききょ)」タイプである可能性が高いと言えます。

このタイプは、栄養学的に言い換えると「タンパク質不足」の状態です。水とタンパク質からできている人間の体において、タンパク質は髪や筋肉、内臓、ホルモン、そして消化酵素にいたるまで、あらゆる組織の原材料になります。そのため、タンパク質が不足すると消化酵素が十分に作られず、腸の動きも鈍くなって便秘などを引き起こします。つまり、タンパク質を摂取するための消化力が足りないため、ますますエネルギー不足に陥るという悪循環が生まれてしまうのです。

特に注意したいのが、朝食の摂り方です。朝にタンパク質が不足すると、体は自分の筋肉を分解してエネルギーに変えようとするため、さらに痩せにくく太りやすい体質になってしまいます。ご飯と味噌汁といったメニューだけでなく、卵や納豆などを意識して加えることが重要です。

タンパク質は「体重1kgあたり1g(体重50kgなら50g)」が日々の目安となりますが、40歳を超えると消化吸収率は40%にまで低下すると言われています。いくら大量に摂取しても、腸内環境を乱したり、そもそも消化吸収できなかったりすれば意味がありません。

このように「タンパク質を摂りたくても胃がもたれる」「食べたものを効率よく吸収できない」という場合に役立つのが、胃腸の働きを高める「健脾剤(けんぴざい)」などの漢方薬です。胃腸の消化吸収力を正常にサポートすることで、「食べられる、吸収できる、エネルギーに変わる、元気になる」という良い循環が生まれます。五臓の中心である胃腸を元気にすることが、疲れや老化を防ぎ、健康的な体をつくる土台となるのです。

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