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By: AIゼロイチラジオ
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「AIゼロイチラジオ」は、AIに関する最新情報を仕事や子育て、勉強で忙しい方にも短時間でわかりやすくお伝えする番組です。 🎙️パーソナリティ ISHIKAWA 外資系テック企業で働くクラウドエンジニア 浪花祐貴 ベンチャー企業でAI駆動のプロダクトを開発しているプロダクトマネージャーAIゼロイチラジオ
Episodes
  • #24. 「思考は計算できるのか?」AIの原点をつくった記号化の歴史を解説【AI歴史編#4】
    Apr 1 2026

    📖 内容
    今回は「AIの歴史編」第3回。テーマは思考の記号化

    アリストテレス(形式化)→スコラ哲学(普遍化)に続き、
    ライプニッツが挑んだのは、思考を“計算できる形”にする前段階の設計

    自然言語の曖昧な議論を、記号とルールに置き換え、
    誰でも同じ結論に到達できる思考プロセスを作ろうとした試みを解説。


    ① 思考の記号化とは何か

    • 推論を「言葉」→「記号+手順」に変換

    • 目的は再現性のある思考(=同じ結論に収束)


    ② ライプニッツの核心アイデア

    • 論争は言語の曖昧さで終わらない

    • → 記号操作=計算で決着させる

    ③ 普遍的記号法の構造(3点)

    • 思考の同型表現:思考=記号として一致

    • 合理的文法:曖昧さを排除した論理構造

    • 存在論的基礎:世界の構造(オントロジー)を反映

    → 現代AIの基礎設計に直結


    ④ なぜこの時代に生まれたか

    • 数学・自然科学の台頭

    • 「世界は数式で記述できる」という前提の成立


    ⑤ 限界(=未完の理由)

    • 記号を“計算する理論”が未整備

    • 記法・表現力の不足

    • 社会的に早すぎた構想

    → 実装は19世紀(ブール・フレーゲ)へ持ち越し


    ⑥ 現代との接続

    • 記号化 → 論理化 → 計算化 → 学習

    • ライプニッツの構想は、現在のAIで部分的に実現


    🔖 おすすめポイント

    • AIの起点を「思考の設計」という観点で理解できる

    • 哲学 → 数学 → AIの連続性が一気に見える

    • 次回「論理の数式化」への理解がスムーズになる


    🎙️ パーソナリティ

    ISHIKAWA @ISHIKAWA696736

    浪花祐貴 @naniwan721

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    28 mins
  • #23. 形式化の次は普遍化:スコラ哲学からつながるAIの歴史【AI歴史編#3】
    Mar 25 2026

    📖 内容
    AIゼロイチラジオ新シリーズ「AIの仕組み・歴史を基礎から振り返る編」です。

    今回は、アリストテレスによる「思考の形式化」から一歩進み、中世ヨーロッパのスコラ哲学に焦点を当てます。


    スコラ哲学は、単に信仰を信じるのではなく、「なぜそう言えるのか?」を論理で説明する試み


    哲学と宗教を接続することで、思考の枠組みを一部の知識層から一般へと広げ、AIにつながる「思考の普遍化」を推し進めた重要なフェーズを紐解きます。


    ① スコラ哲学=「思考の普遍化」

    • アリストテレスは思考を形式化したが、一部の哲学者に留まった

    • スコラ哲学はそれを宗教(神学)と結びつけることで一般化

    • 思考の枠組みを社会全体へ拡張する転換点

    ② 信仰を論理で説明するという革命

    • 「神は存在するのか?」といった問いを論理的に扱う

    • 単なる信仰から、説明可能な知へと変換

    • 思考の対象が検証・議論可能なものへ進化

    ③ トマス・アクィナスと「議論の型」

    • 主著『神学大全』で思考のフレームを確立

    • 基本構造:

      1. 問いを立てる

      2. 反対意見を提示

      3. 自説を提示

      4. 反論に再回答

    • 現代の意思決定・議論にも通じる構造

    ④ 現代ビジネスにも通じる思考プロセス

    • 「この事業は成功するのか?」という問いに対し

      • 反論(市場・競合・収益性)

      • 仮説(顧客課題・優位性)

      • 再反論(市場拡張など)

    • スコラ哲学の構造は、仮説検証の原型とも言える

    ⑤ なぜ1000年の空白があったのか?

    • 西ローマ帝国崩壊により学問基盤が一度断絶

    • 12〜13世紀に大学(パリ・オックスフォードなど)が誕生

    • 教育機関の成立により、論理が再び体系的に継承・発展

    ⑥ AIとの接続:まだ未完成のステップ

    • スコラ哲学は「論理の普遍化」までは達成

    • しかし、論理を“計算”する仕組みは未発達

    • この後、数学・計算へと接続され、AIへと進化していく

    🔖 おすすめポイント

    • スコラ哲学を「AI史の中間ステップ」として理解できる

    • 思考の進化が「形式化 → 普遍化」と段階的に進んだことがわかる

    • 現代の仮説検証・意思決定との共通構造が見える

    • なぜAIが「哲学と相性が良いのか」が腑に落ちる

    • 次回の「数学・計算編」への橋渡しとして最適

    🎙️ パーソナリティ
    ISHIKAWA @ISHIKAWA696736
    浪花祐貴 @naniwan721

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    24 mins
  • #22. AIの起源は紀元前?アリストテレスから読む人工知能のはじまり【AI歴史編#2】
    Mar 18 2026

    📖 内容
    AIゼロイチラジオ新シリーズ「AIの仕組み・歴史編」。
    今回はさらに時代を遡り、「AI(人工知能)という言葉が生まれる前」に焦点を当てます。

    ダートマス会議以前にも、人間の思考を形式化しようとする試みはすでに存在しており、その起源は古代ギリシャ哲学(アリストテレス)にまで遡ります。

    哲学 → 論理 → 数学 → 機械化という流れを俯瞰しながら、
    AIがどのように「思考の形式化」を目指してきたのかを紐解く回です。

    ① AIの起源は「紀元前」にある

    • AIの考え方は1956年のダートマス会議よりはるか以前から存在

    • 出発点はアリストテレスによる思考の形式化

    • 「人間の思考をルールとして表現する」試みが始まる

    ② AIに至るまでの5つの進化フェーズ

    • 思考の形式化(アリストテレス)

    • 論理の普遍化(中世・神学との融合)

    • 数式化(ライプニッツなど)

    • 数理論理(ブール代数)

    • 機械化(チューリング)
      → 最終的に1956年「人工知能」という概念へ接続

    ③ 三段論法=AI推論の原型

    • 大前提:「すべての人間は死ぬ」

    • 小前提:「ソクラテスは人間である」

    • 結論:「ソクラテスは死ぬ」

    • このような演繹的推論の形式化がAIの基礎

    ④ オントロジー:知識表現の原点

    • 「存在とは何か」を分類・構造化する哲学

    • 実体・性質・関係などで世界を整理

    • 現代AIでは

      • データのラベリング

      • 知識グラフ

      • 特徴量設計
        につながる概念

    ⑤ AIは哲学の延長線上にある

    • 推論・分類・因果・目的
      →すべて哲学的問いから出発

    • 現代AIはそれを数学と計算で再現しているにすぎない

    🔖 おすすめポイント

    • AIの起源を「哲学」まで遡って理解できる

    • 三段論法・オントロジーなど基礎概念が腹落ちする

    • 現代AIと古代思想が一本の線でつながる

    • 「なぜAIはここまで来たのか」の構造理解が深まる

    • 次回(中世〜近代への進化)の導入として最適

    🎙️ パーソナリティ
    ISHIKAWA @ISHIKAWA696736
    浪花祐貴 @naniwan721

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    21 mins
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