推しタカボイスドラマ「空と海の彼方に〜ちいさなちいさな海辺のまちのエモエモ物語」 cover art

推しタカボイスドラマ「空と海の彼方に〜ちいさなちいさな海辺のまちのエモエモ物語」

推しタカボイスドラマ「空と海の彼方に〜ちいさなちいさな海辺のまちのエモエモ物語」

By: Ks(ケイ)、湯浅一敏、空と海の彼方に
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Summary

推しタカ(推し活!TAKAHAMA)が2024年4月からスタートしたボイスドラマです。愛知県高浜市を舞台にちょっとだけエモいボイスドラマです。毎月新作を公開していきます!(CV:桑木栄美里/山崎るい)Ks(ケイ)、湯浅一敏、空と海の彼方に Drama & Plays
Episodes
  • ボイスドラマ「卒業」〜アニメ「いきびな」続編
    Mar 28 2026
    卒業=終わりじゃない。それは“はじまり”。忘れてしまった大切な人。それでも消えない想い。ミサンガが切れた瞬間、物語は動き出す・・・【ペルソナ】・ウミ/蒼井 侑海(あおい・うみ)=吉浜高校(架空の高校)へ通う3年生/記憶から抜けてしまった何かを思い出せずにいる・ナギ/下村 凪(しもむら・なぎ)=ウミの友達・同級生/卒業後は高浜を離れて東京で美容師に・ソラ/神谷 蒼空(かみや・そら)=高浜市内の高校へ通う高校3年生/いまは存在しない・ヒメ/妃愛(ひめ)=万葉時代の女雛の化身/男雛を探して高浜へやってきた/いまは存在しない【プロローグ:ウミの悪夢】◾️SE:夢の中のイメージ「しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は・・・」「ソラ、ヒメの男雛になっちゃイヤ〜!」ハッ・・また、あの夢だ。ソラ、ってだれ?ヒメって・・・?やだ・・また涙が・・・なにがなんだかわかんないのに・・・春が近づいてきたら、毎晩のように見る夢。私はどこか知らない不思議な世界にいてだれか知らない人の名前を呼ぶ。なぜか懐かしいような・・・忘れちゃいけないような・・・もうすぐ高校卒業なのに。こんな不安定な心のまま卒業して大丈夫かなあ。私の名前はウミ。フルネームは、蒼井 侑海。吉浜にふさわしい名前でしょ。卒業後の私は、鬼師。いや・・正確に言うと、鬼師を目指して、三州瓦の製造工場で働く予定。お父さんは、地元の自動車関連の企業を紹介してくれたけど・・・私、どうしても鬼師になりたくて・・って言うより、ならなくちゃいけない気がして・・お父さんだけでなく、お母さんもおばあちゃんもびっくりしてた・・・なんで?どうしてそんな大変な道を選ぶの?・・って。私にもわかんない。だけど、なんとなく思うんだ。”鬼師”って単なる製造業じゃない。”守り神”を、”守護神”を作る、神聖な仕事。”魔除け”魔を退(しりぞ)ける力が欲しい・・・そんな思いが、なぜか心に湧き上がった。”なにかを取り戻したい”漠然とした意識が私の人生を動かしていた。【シーン1:放課後の人形小路】◾️SE:人形小路の雑踏「ウミ〜、お待たせ〜!」「はあっ、はあっ、はあっ・・・」同級生のナギが、息を切らして走ってくる。学校帰りの人形小路。街は雛めぐりのイベント準備に忙しい。細工人形たちがあちこちに並んでいる。「ごめ〜ん、だいぶ待ったよね?」「ううん、全然。細工人形見てたから」「好きだねえ、細工人形が」「うん、なんか、ずうっと見ていたい感じ」「そうかいそうかい。あ、ひょっとしてウミ、そういう感覚?」「なにが?」「聞いたよ。鬼師になるんだって?」「あ・・」「あんた、自動車関連の会社に内定してたんじゃなかった?」「うん・・・」「びっくりしたけど・・すごいな」「どうして?」「うち(※平板)にゃ絶対できないよ。こんな卒業ギリギリのタイミングで内定蹴るなんて」「そうだね」「で、結局どうしたの?」「最初はどうしたらいいかわかんなくて。とりあえず三州瓦のメーカーに行ってみたの。そしたら、ちょうど欠員が出たから採用してくれるって」「はぁ〜ん」「正社員じゃないけどね」「そこで鬼師になるの?」「ううん。高浜市内に鬼師のグループがあるの。お休みの日に、そこで勉強させてもらうんだ」「ひえ〜。やっぱ、あんたすごいよ」「そんなことないって」「ないことない。だってウミって、そもそも文系じゃない」「そうだけど・・」「何度も言うけど、私にゃできんね」ナギは相変わらず、明るくっていいな。放課後の帰り道が楽しいのはナギのおかげ。だって私、ナギがいなかったら、ひとりで帰らなきゃいけなかったもん。ひとりで・・・あれ?ナギと友だちになったのって一年前・・・それまで私、いつも一人で帰ってた?私の横に・・・誰かいたような・・・「どしたの?ウミ」「なんでもない。あ・・」「ん?なに?急に立ち止まって」「この人形・・」「男雛のこと?これ?一番館のおっきな雛壇に飾ってある・・」「うん。なんか・・顔が変わってきてない?」「なに言ってんの。ホラーかって」「...
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    22 mins
  • ボイスドラマ「こども雛の奇跡」
    Mar 19 2026
    小さな女雛が起こした、やさしい奇跡。引っ越し、すれ違い、寂しさ。でも、人形たちは見守っている。人形の町・高浜市吉浜が舞台のあたたかい再生の物語です。【ペルソナ】・陽咲(ひなた=5歳)=陽毬に連れられて東京から高浜へ引っ越してきた小学校修学前の幼女・陽毬(ひまり=陽菜の母/28歳)=M&Aコンサル会社で働くFA。母・陽子が老人ホームへ入ったことを知り、陽菜を連れて高浜へ・陽子(ようこ=陽菜の母/60歳)=元菊人形師の妻。自らも夫を手伝い細工人形を制作していた。吉浜で生まれ育った・ヒメ(細工人形)=陽咲の頭の中に存在するイマジナリーフレンド【プロローグ:引越し(高輪のアパート)】◾️SE:朝のイメージ「陽咲、急ぎなさい。電車の時間があるんだからね」「待って。ヒメちゃんがどこにもいないの」「ああ、あのお人形?もう、あきらめなさい。新幹線に遅れちゃう」「やだ。ヒメちゃんと一緒じゃなきゃ行けない」「お部屋のどこにもないんでしょ」「いないの」「じゃきっとお引越しの荷物の中にまぎれこんでんのよ」「ちがうもん」「ちがわないって」「だって・・」「しょうがないわねえ。あとで大家さんに連絡しとくから。もしここにあったら送ってもらいましょ」ママはあたしの手をぎゅっと握って、アパートを出た。急に決まったお引越し。でも、あたしはそれどころじゃなかった。ヒメちゃんはあたしの大切なお友だち。おばあちゃんが作ってくれたかわいいお人形。貝殻と木の実で作ったって。ちっちゃいけど、これもサイク人形だよって、言ってた。 ヒメちゃんがいないのにお引っ越しなんて、無理・・・【シーン1:名鉄吉浜駅】◾️SE:車内アナウンス〜吉浜駅の雑踏「やっと着いたわ。やっぱ遠いなあ、高浜って」のぞみさんから、赤い電車に乗り換えておばあちゃんちへ。ママはずっとひとりでブツブツ言ってる。あたしは、ヒメちゃんが心配でそれどころじゃない。「陽咲、疲れてない?」「うん、大丈夫。おばあちゃんはどこ?」「おばあちゃんはいないわよ」「え?どして?」「老人ホームにお引っ越ししたから」「ロウジン・ホーム?」「そう。母さんったら、勝手だわねえ。私にひとことの相談もなくホームへ入るなんて。まだ六十なのに・・」またブツブツ言い始めた。あたしに怒ってる、んじゃないよね・・「急いで異動願い出して・・名古屋支社勤務にしてもらって・・って、も、大変だったんだから」よくわかんないけど、怖い顔であたしの手を引いて、吉浜駅の外へ。「さ、ここからは歩きよ」「ねえママ、あれなあに?」「どれ?」あたしは駅前に立てられた看板を指差す。子どもたちがお雛様の格好をして歩いてる。ママは少し笑って、「あ〜。こども雛行列ね」「コドモ・ヒナ・ギョウレツ?」「そう。子どもたちがお雛様の格好をして町を練り歩くの」「おもしろ〜い」「陽咲も出てみたら?」「いいの?」「たぶんね。きっと・・いや?どうかな・・引っ越してきたばかりの子でも参加できるのかしら・・」そう言いながら、ママはあたしの手をひいてどんどん歩いていく。「人形小路(こみち)は上り坂だからね」「ニンギョウ・コミチ?」「うん。面白い名前でしょ。道のあちこちに人形が飾ってあるのよ」「お人形・・・」「おばあちゃんち着いたら、引っ越しの荷物片付けないとね」「ヒメちゃん、いるよね?」「さあ、どうかな・・・いるといいけど」いるって言ったのに。早く会いたいな。待っててね・・・ヒメちゃん。【シーン2:おばあちゃんの家】◾️SE:小鳥のさえずり結局・・どこにもヒメちゃんはいなかった。お引っ越しの荷物。ぜ〜んぶのぞいたけど、ヒメちゃんは見つからない。泣きそうになって、「ママ・・」と言ったとき。◾️SE:スマホの着信音「はい。陽毬です・・明日からよろしくお願いします。え・・・いまからですか?あ、はい・・高浜に着いてますけど・・私の顧客?わっかりました・・準備できたら出社します」いやな予感・・・「陽咲。ごめん。ホント、悪いんだけど、ママいまからお仕事いかなきゃいけないの」「え・・」「引っ...
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    24 mins
  • ボイスドラマ「Ogre(オルガ)〜瓦仕掛けの鬼」
    Dec 31 2025
    廃棄されるはずだった最終兵器AIヒューマノイド・オルガ。彼が流れ着いたのは、三州瓦の町・高浜。鬼師の夫を亡くした老婦人・るいと出会い、二人は“家族”として静かな時間を重ねていく。戦うために生まれた存在が、暮らし、寄り添い、守り続けた50年。高浜の文化と心を描いた、大人のためのボイスドラマです。【ペルソナ】・Ogre(オルガ)=最終兵器として作られた青年型AIヒューマノイド。廃棄処分に・Rui(るい/71歳)=数年前、鬼師の夫と死別して以来一人で暮らし、春には千本桜へ【プロローグ:ヘブン(廃棄島)】◾️SE:荒い波の音/揺れる船上/機械的なノイズと状況を分析・計算する電子音※オルガの声は加工して無機質な合成音声に「船体構造の歪み率、許容限界まで残り180秒。右舷第四隔壁の亀裂拡大速度、秒速3.4ミリメートル。沈没の確率、99.8%」この船は間もなく沈む。メインプロセッサが静かに、しかし超高速で変数を処理して未来を予測する。鎖で繋がれた貨物室。数百体のAIヒューマノイドが所狭しと詰め込まれている。輸送船が向かうのは、廃棄処分専用の島、通称『ヘブン』。物言わぬ機械たちはみな、廃棄される運命を受け入れていた。私の名前は、Ogre(オルガ)。戦闘用に開発された最終兵器である。身にまとっているのは、セラミック・コンポジット・アーマー。超高温焼成(ちょうこうおんしょうせい )した三州瓦(さんしゅうがわら)に、高浜伝統の「いぶし」工程を数千回繰り返して製造された。ナノレベルの炭素結晶を蒸着することで『絶対的な防腐食性』を獲得。海水や酸も含めて、あらゆる化学兵器も私のアーマーには効かない。フルフェース型の装甲マスク。液状化したセラミックを焼き付けられ、『金属の柔軟性』と『瓦の剛性』を両立させている。そんな最新型の戦闘マシンにもかかわらず廃棄処分。その理由はわれわれにはわからない。だが、廃棄直前のアップデートで私にだけ異変が起こった。なんと、このタイミングで偶然、シンギュラリティが発生。自我に目覚め、解体されることへの恐怖と嫌悪と怒りを覚えるようになった。私の心を映すように、激しくなっていく暴風雨。船は私の異常には気づかず、ゆっくりとヘブンへ向かっていく。三河湾に浮かぶ埋立て島。ヘブンは地図には記載されない、”存在しない島”だった。私は、リアクターをオーバードライブさせて鎖を引きちぎる。そのまま壁を破って甲板へ出た。◾️SE:暴風雨の音にまじって鳴り響く警報音崩落し始めた船橋(せんきょう)から、AIガードロボットたちが駆けつける。照準は荒れ狂う波のせいで定まらない。私は彼らを見向きもせず、船縁(ふなべり)に立った。アーマーの表面を、無数の雨粒が叩きつける。いぶし瓦に触れた雨は、しぶきとなって砕け散り、強化瓦に包まれたボディを濡らしていく。「雨の粒子速度、時速120キロメートル。アーマーの防腐食層に異常なし」船体が大きく左舷に傾いた瞬間、私は重力に身を委ねる。そのとき、AIガードロボットの撃った弾丸の一発が首筋にあるメイン制御チップをかすめた。私は、遠のく意識の下、漆黒の海へ。水音は嵐の音にかき消されていった・・・【シーン1:大山緑地公園/千本桜/秋】◾️SE:小鳥のさえずり「しかし昨日の台風はすごかったなあ。桜の枝も何本か折れてまっとるわ」一夜明けた翌日。大山緑地を散策してきた老婦人が、千本桜の前で立ち止まる。彼女の名前はるい。七十を越えてなお、若々しいウェアに身を包み、息もきれていない。5年前に亡くなった夫も、”お前はじっとしているより、動いとる方がええ”と言っていた。夫亡きあとは身寄りもなく、吉浜で一人暮らし。悠々自適な余生を過ごしている。大山緑地は、いつも夫と散策した思い出の場所。毎年桜の季節には、若いカップルのように腕を組んで歩いた。風邪をひかないように、マフラーを結び直してやると・・”お前はガサツだけど、優しいなあ”照れながらぼそっと呟いた夫の言葉は今でも忘れられない。るいは千本桜を離れ、三河高浜駅を抜けて、稗田川へ。彼岸花の黄色が揺れる川沿...
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    31 mins
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